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恋愛(れんあい)は、人間が他者に対して抱く情緒的で親密な関係を希求する感情で、又、その感情に基づいた一連の恋慕に満ちた態度や行動を伴うものである。仏語のamour、英語のloveの翻訳語。広辞苑では「男女が互いに相手をこいしたうこと」と定義されている。

概要
結婚は一種の契約であるため、客観性や第三者による検証可能性があり、また社会制度を構築する上で重要な要素であるのに比して、恋愛は閉鎖された二者間関係に特有の現象であり、検証可能性に乏しい。 そこで婚姻や家族間の愛については正しいあり方としての社会規範が法・宗教・モラルにおいて確立されてきたのに比して、恋愛については、文化により、また個人により各々解釈が異なり、国語辞典においてすらそれぞれの定義を突き合わせると矛盾しているような、様々な解釈がなされてきた。 三省堂国語辞典は、『一組の男女が相互に相手にひかれ、ほかの異性をさしおいて最高の存在としてとらえ、毎日会わないではいられなくなること。』と定義している。 恋愛の感情的側面を重視し、恋愛がすなわち性愛であるとはとらえていない(プラトニック・ラブを認める余地がある記述である)。 また独自の記述で定評のある『新明解国語辞典(第5版)』では、「特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい、出来るなら肉体的な一体感も得たいと願いながら、常にはかなえられないで、やるせない思いに駆られたり、まれにかなえられて歓喜したりする状態に身を置くこと。」と表現した(この記述では性愛の側面を重視しており、また一方的な片思いでも恋愛は成り立つと解釈できる)。 これが第6版になると、「特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、それがかなえられたと言っては喜び、ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。」と改訂され、性愛についての記述は削除された。 いずれにしても、国語辞典では異性愛を前提とした記述がされていることが多い(新潮現代国語辞典、広辞苑なども異性間、男女間の関係や感情を恋愛としている)。

ただし、恋愛においても時代によってモラル的な歯止めや社会的な制約がないわけではない。純愛を扱った作品では、二人の間の関係と家族や社会との葛藤が扱われることがしばしばある。

恋愛はまた、古来より多くの芸術、娯楽作品で扱われる主題である。ビートルズの全楽曲の歌詞を見ても “I” の次に “Love” が多い。海外はもちろん、現代の日本においても少女漫画、歌謡曲、などでも恋愛を扱うものが多い。

中世ドイツでは、今日一般的な恋愛関係による婚姻(恋愛婚)は9世紀に教会により非合法とされたので婚姻において氏や家が重要であった(ジッペ・ムント参照)。


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